globalization

グローバリゼーションは切ない…最近強くそう思ってしまう。

巨大な経済システムが地球を覆ってて
先進国は正解を知ってるかのように後進国をひっぱる。
経済力をもてば貧困は無くなるんやといって工業化をすすめ、現金収入を持たない自然資源に根ざした生き方をしてる人々までも巻き込んでいく。


先進国は何を正解と考えるのか…
援助やといってダムや道路や橋を与える。
確実に潤うのはそれらを作る技術をもつ先進国。
実際にそこに生きてきた人にどんな影響を与えることになるのかー知らないはずがない。
でも知らないふりができる…先進国やから。



先進国にひっぱられていくその行く末を後進国はどう考えるのか…
学校に通えない人がそれを知る術を持ってるはずがない。
今日を生きるのに必死な人がそれを考える余裕があるはずがない。
操作された一部の情報を信じるしかない…それが後進国



昨日見たドキュメント映画…

ダーウィンの悪夢

アフリカ・ヴィクトリア湖に放たれた肉食の外来魚、ナイルパーチ
この魚の大量繁殖は大きな経済効果をもたらした。
しかしそのことにより湖畔の町の人々は悪夢のようなグローバリゼーションにのみこまれていく。
貧困、売春、エイズストリートチルドレン、ドラッグ、環境悪化…
http://www.darwin-movie.jp/



本を読んでても同じようなことを思う。でも映像が与える衝撃はやはり強い。
見終わった後・・・・・・・・・・・・・・・・さてどうする?何する?何ができる?何もしない?
もちろん正解はないです。
それぞれが受けた衝撃をいつの時かそれぞれの方法で平和へ向けたものとして再発信されれば…そしてそれが弱肉強食ではなく循環型のグローバリゼーションに変える力となれば…とそう祈るしか救いようがないようなどんぞこの気分になった。


で。私なりの平和へ向けた再発信の仕方とは…
援助についての話を読めば読むほど聞けば聞くほどわからなくなる。何をするべきか…


ただ。何事にもプラスの面とマイナスの面が必ずあると思う。援助をするならば、まずはその両面を可能な限り理解することから始めなければならないということは確かである気がする。そのためにはそこに生きる人々と向き合うことが必要になるのやろうと思う。


でもそんなことまだできないのよね。怖すぎて。映画どころじゃない衝撃に耐える自分を全く想像できないのよね…


そんな自分なのにこの道選ぼうとしてて本当にいいのかとしょちゅうわからなくなる。でも時間がある限り模索したらいいんじゃないかと…。そう思える間はいけるとこまで自分を鍛えてやろうと思うのです。何か為せるようになる前に死んでしまうことになるかもしれない。けどそれならそれでもいいかもしれない…



ちがう?





※映画に映るのは断面で切り取った一世界に過ぎません。
 循環的グローバリゼーションを目指している先進国ももちろんいます。
 後進国が必ずしも今日を生きるのに必死な状況にあるわけじゃないです。
 もちろんそうです。